【7月13日ブリデコ6レポ③】―ファッションショウの部 前編
【ファッションショウの部】
「真夏の夜の夢」というタイトルだからと言って、その戯曲を演じるのではなく、
その文化的周辺を語りつつ進めていくのが、ブリデコのファッションショウ形式。
参加してくれた皆様は16世紀のシェイクスピアが、なぜ19世紀に流行ったのか、
もう理解してくれていると思う。
今、誰もが「妖精」と聞いて思い浮かべる「妖精」の姿は、19世紀に復活した
シェイクスピアの「真夏の夜の夢」を、当時のイギリスの画家たちが描いたものが
下敷きになっている。
ランドシーア
ラッカム
19世紀のイギリスの画家たちは、妖精の女王タイターニアがボトムに恋をするシーンを
題材にすることが多かったよ。
★Enchantlic Enchantilly(
http://chantilly-mimidy.com/ )
少女性というものを最大限に引き出してくれる可愛いドレスを常に
発表されているシャンテリーさん。
今回は花の妖精をイメージしたという大きな花のヘッドドレスを
乗せたスタイルで、作品が発表された。(布花の製作はかわい金魚さん)
きのこのフェアリーリング
こうしたフェアリーが朝になるときのこになったと言われているよ。
だから、妖精を見つけるには、
きのこのフェアリーリングのそばで待ち構えるのがいいと言われた。
どうやったら妖精と出会えるのか、妖精と出会いやすいのは
感受性の強い少女たちだという話とともに登場した
シャンテリーの衣装の数々。
身にまとえば、本当に妖精と出会えそう。
ヴィクトリア朝は絵本の黄金期だが、こうした花のフェアリーの絵が
非常に流行った時代。
花を少女に見立てているイラスト
ヴィクトリアンで大流行した妖精のイラストさながらの可愛さ。
スカートにはそれぞれ物語があり、素晴らしくファンタジック♪
アンシャンテリック・アンシャンテリーのシャンデリア柄や、
イバラ姫の新作ドレスに、大きなお花ヘッドドレスを乗せるコーディネート!
★Beluga(
http://www.dress-the-beluga.com/)
今回初登場のベルーガさんは、芸能人の顧客がとても多い、セミオーダーブランド。
ウェディングや、パーティー等に使われるドレスとして一般の人にも人気があります。
そんなベルーガさんがゴスロリが多いブリデコのファッションショウに
出展してくれた。BKも大感激!!
とてもエレガントで、シャビーな雰囲気もあるドレスの数々に
ロリータとは違う可愛さ美しさを感じてもらえただろうと思う。
ベルーガさんのショウでは、ウェディングドレスの成り立ちを語った。
ウェディングはもとから白いのではなく、19世紀のヴィクトリア女王の
結婚式によって、白いドレスが憧れに変わっていったというお話をした。
ヴィクトリア女王の有名な花冠の花嫁姿
白いウェディングドレスがこの後大流行する!
歴史に思いをはせつつ、現在の進化系ながらクラシカルな雰囲気も漂う
ベルーガの衣装を見るのは感性が刺激される。
初登場のエレガントなドレスにみんな見入った!