【BKライブ編】
★ナイトメア―悪夢―は、パラサイコロジー(超心理)に
カテゴライズされるもの。
このパラサイコロジー…超心理、異常心理と呼ばれるもの…は、
異常な事件が展開される内容であることはもちろん、
すでに、語り手が狂人だったり、
登場人物が精神を病んでいる者だったりすることが多い。
アリスの世界でさえ、チェシャ猫は「この世界は全部狂っている」と言うし、
マッドハッターをはじめ、「狂っている」ということがキーワードになる。

チェシャネコ
「チェシャネコのようにに笑う」という故事成語からできたキャラ
色んな説があるけど、バビがよく見かける説明だと
(ボルヘスでさえ引用していた)
チーズや酪農で有名なチェシャ州の有名チーズメーカーが、
猫型チーズをつくり、そのパッケージの猫が笑っていたのだとか…。
常識的な現実が、悪夢に、悪しき幻想に変容するためには
「狂気」という窓越し的な仕掛けがないと、読者側が安心できないわけだが、
じゃあ、現実ってなんだろう?
いつかBKがテーマにしたい「殉教(じゅんきょう)」は、
より苦しく、惨たらしく死ぬ者たちが、神の世界へ近づけた。
神の奇蹟は、異常な驚くべきことであった一方で、
ヨーロッパ中世では、現実でもあった。

夢魔という魔物について、真剣に研究されていた、
当時の彼らにとっての現実であったことはブリデコでも語った。
つまり、今ある現実とはイデオロギーに規制されているにすぎず、
数百年先には幻想の物語に属してしまうかもしれないんだ。
地球が丸いことを信じなかった人々を、
ガリレオの望遠鏡を覗かなかった神学者たちを
俺たちは笑うことが本当にできるのか?
「ちょっと変わってるよね」と友達や同僚に言われるくらいの子のほうが
実は、未来人に近い精神性を持っているのかもしれない。
……と、BKは常に考えている。
★さて、ブリデコでのBKライブは、カバー曲を歌わないことになっているため、
必然、いつも同じナンバーになってしまう。
だけど、ブリデコのテーマは、ヴィクトリアンとクリノリン、
ティーパーティー、ワンダーランド、EAT ME、
そして今回のナイトメアと、毎回変わっているので、
そこからまったく離れないように構成するのが、割と大変だ。
幸い(というか自分で書いたんだけども)抽象的な歌詞が多いから、
解釈をその時々で変えて、歌ったり踊ったりしているんだ。
同じ歌でも、衣装を替え、シチュエーションを変え、
訴えるように歌ったり、切なく歌ったり、狂ったように歌ったりで
全然別物になる。
CDは、オーソドックスにしか歌ってないが、
ステージは一応、毎回違うものを目指している。
9月はミリタリーVer。の演出で、今回もそのより完成版と思っていたが、
運営側と打合せで、ゴシックに戻した。
ステージは、デストピアからナイトメアへの
マイナーチェンジはあるが、7月とだいたい同じで衣装も同じなので
カイエの妄想(?)レポに任せる。
http://bkmoonbk.exblog.jp/19422506/

カメラマンさんからまだデータを全部はいただいていないので
とりあえず、これだけ。
●セトリ
「千年の絶愛レクイエム」
「絶望XTC」
「涙に慄え聖なる赦しのキスをしろ」
「月下の微熱幻想」
「Bloody Rose」
「Angelic Blaster」
★BKライブは、歌と歌の間にお芝居的MCが挟まるので
拍手や、声掛けのタイミングがわからなくて戸惑う子もいると思うが、
歌の終わりや、暗転がかかるときは、遠慮せずにいわゆるライブと同様
ワーッとやってもらえると大変うれしい。
ラストのアンジェは、振りをやってくれる子が増えたので、
これは本当にありがたく思っているよ。ぜひ一緒にやってほしいな♪
それからサイリウムもねv
大閃光部が、アンジェのときにひときわ輝いていた。
あれは嬉しかったな~vvv
間奏間にキャーとか、BK様、バビ様、カイエ様という掛け声は、
歌舞伎の掛け声的なものと理解してほしい。
屋号を叫んだり、~代目!と叫んだりするじゃん。
あれのBKバージョンです。
間合いが難しいと感じるかもしれないけど、
アンジェは、比較的簡単なので、できたらお願いしたい。
大きい声出すと、ストレス発散にもなるじゃん。
★次回のブリデコはまだ会場が決まっていないけど、
テーマはだいたい決まっている。
ま、その前に、今回の参加者様特典の、某ネズミーの傍のホテルで
皆、また会おうvvv
今回のブリデコ5、参加してくれた皆様、本当にありがとう!
おかげ様で、次回はもう少し大きめの場所に引っ越しだ。
次回の会場が決定次第、また告知するよ♪
来春さらにグレードアップして、Brilliant Starの皆様に
再びお目にかかりたい。
文責:バビ
写真チョイス:カイエ